会計を確定する前に。確認の順番を作る考え方
同じ場所を何度も見直す前に、確認項目を順番に整理。新人が指導担当と一緒に使うための実務ガイドです。
この記事の目次
会計で不安を感じると、同じ画面を何度も見直したくなります。見た回数を増やすより、何をどの順番で確認したかを分けて考えてみましょう。以下は確認手順を作るための例です。算定ルールや自院の会計手順を置き換えるものではありません。
一つ目:対象の患者さんと会計の単位
今開いている画面が、対象となる患者さん・診療日・会計に対応しているかを、院内の本人確認手順に沿って確認します。名前が似ている方、同じ日に複数の処理がある場合など、自院で注意している場面を指導担当に教わりましょう。
二つ目:会計に進めてよい状態か
診療や処置の入力が確定しているか、確認待ちの項目がないかを見ます。入力途中のものを、自分の推測で完了と考えないことが大切です。医師や看護師の確認が必要なものは、会計の担当範囲と分けて確認します。
三つ目:資格情報など、計算の前提
資格情報や公費の取り扱いなど、費用の計算に必要な前提が確認できているかを、院内手順に沿って確認します。負担額に疑問がある場合は、前提と入力内容のどこが未確認かを整理して責任者へ相談します。
四つ目:警告・未処理・申し送り
レセコンや電子カルテに警告や未処理の表示があれば、意味が分からないまま閉じません。どの表示を誰が確認するかを決めておきます。警告が出ないことだけで、すべて正しいと判断しないことも大切です。
五つ目:説明と受け渡し
精算時の案内、領収書などの受け渡し、次回に関する申し送りがあるかを確認します。診療内容や費用について質問されたとき、自分の説明範囲を超える内容は担当者へつなぎます。
確認表は、担当者と作る
- 自分が確認すること
- 別の職種・責任者に確認すること
- 確認後でなければ次へ進めないこと
- 例外が起きたときの相談先
この四つを分けて、実際の画面と作業に合わせて並べます。職場の手順を確認せず、インターネット上のチェック表だけで新しい運用を決めないようにしましょう。
振り返りでは「どこで気づけたか」を残す
確認漏れがあったときは、回数を増やすだけでなく、どの工程に確認を置けば見つけやすいかを考えます。学習用メモでは架空の例を使い、患者情報を持ち出さないようにしてください。
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